原発再稼働を求める意見書が可決 埼玉県議会 自民・県民会議が賛成

12月22日、埼玉県議会は、規制基準に適合した原発再稼働を求める意見書案を賛成多数で可決しました。採決では、自民、県民会議が賛成し、民進・無所属、公明、共産、改革が反対しました。

意見書は、3・11での福島原発事故の反省もなく、安全神話を復活させ、これまでふりまいてきた電気の安定供給、温室効果ガスの削減を謳っています。安全な原発など世界中にどこにもありません。地震・津波大国の日本ならばなおさらです。原発は海水を温め温暖化の一因になっています。
意見書は原子力発電所の再稼働を進めるよう強く要望するものです。

共産党の金子正江議員は「政府は原発ゼロの政治転換を行い、原発の再稼働を中止しすべての原発で廃炉プロセスに入るべきだ」と訴えました。また、県民有志の会、クラブ生協・埼玉が抗議文を県議会に提出しています。

新座市議会では、共産党が提案した「原発再稼働の中止を求める意見書」が政和会(自民党)、公明党の反対多数で否決されています。都道府県議会のなかで「原発の再稼働を求める意見書」が採択されたのは初めてです。

(にいざ民報 2018年1月14日 No.1749)