『toitoitoi』第3回おしゃべりカフェ 多様性を認め合える社会に

2月25日、ふるさと新座館でtoitoitoiおしゃべり会を行いました。ゲストは女性弁護士さん。テーマは「憲法につなげて考えよう!女性の生きづらさ、男性の生きづらさ、マイノリティの生きづらさ」です。

弁護士さんからは性的マイノリティをめぐる日本の状況、当事者の多くはいまだにオープンにできない、その理由は何か。また、マイノリティが生きづらい社会はみんなが生きづらい社会なんじゃないかとこれまで感じてこられた思いを話されました。

講義を聴くというよりは参加型で素朴な疑問などが出されました。「憲法」は国家権力に対して制限を行うもので、「法律」は国家権力が国民に対して制限をかけるもの。「法律」は「憲法」の範囲内でつくられるものだから、国家にとって都合よくは作れないという話でした。憲法第13条の「すべて国民は個人として尊重される」は、特に大切で、それぞれの多様性を尊重される社会にしていこう。また自分自身が生きづらさにとらわれていないかと参加者に問いかけました。

そのあとの交流では「(知人に)政治の話とかしたいんだけど話しづらい」「女性だから昇級は難しいと上司に言われた」「人をものさしで評価する風潮がつらい」「自分は少数派だと感じる。マジョリテイってなんだろう」「校則を子どもに守らせるのは大人になって理不尽な社会に出るための練習だと思う」「子どもの頃から女性らしいところを見せたくなかった」「つい、男でしょ、女なんだからと言ってしまう」「元々生きていく大変さと生きづらさを一緒にしたくない」などたくさんの思いが出され交流しました。

(記・辻みき市議)

toitoitoi(といといとい)とは・・
30代から40代がつながり、育児の悩み、家事と仕事の両立、日々のくらし等をテーマにおしゃべり会をしたり、花見や茶話会、フリマ出店など楽しい企画を行っています★

(にいざ民報 2018年3月4日 No.1755)