自民、公明などの賛成で 国保税、介護保険料ダブルで値上げ

3月議会で国民健康保険税の値上げ案が上程され、8対17の賛成多数で可決されました。

値上げ案は国・県言いなりに、一般会計からの繰入金を減らし1人当たり平均4641円値上げ。その後も毎年5千円程度7年連続で値上げする計画です。しかし、国保特別会計は黒字で値上げ分約1億9000万円をそっくり基金に積むという不当な値上げです。

日本共産党市議団長の笠原進市議は、「(1)7年連続値上げ案を市民に説明もせず議会だけで決定するのは不当だ。(2)国保は低所得者が多く今でも高くて払えない。(3)6年間で一人平均約3万円値上げは異常で、市民の暮らしを破壊する。(4)子どもにも均等割がかかり、家族が多いほど増税になる。(5)市民の負担を軽くするために一般会計繰入金9億5千万円を続ければ値上げは必要ない」と反対しました。

共産党は、「値上げ中止を求める署名」を全戸配布し市民団体と力を合わて約6800筆を3月1日、市長に提出しました。「連続値上げストップ」の運動を続けましょう。

反対討論から
◎40代子ども二人世帯は23万円が6年後に53万円に。広域化は市民に何の落ち度もなく値上げの理由は全くない。(辻市議・共産党)
◎払えない人が増え医者にかかれない人も増える。受診を控えるとかえって医療費が増える。(木村市議・語る会)

賛成討論から
◎激変緩和がなされている。国保は最後のセーフティーネットだから安定した財政運営に。(池田市議・政和会)
◎広域化でより安定的・持続可能な財政運営になるだろう。中間所得者の負担を減らしバランスを取る。(亀田市議・公明党)


「介護保険料は高い」と市民の8割が回答
 共産党値上げに反対する

65歳以上のすべての方の介護保険料を上げる条例改定案が賛成多数で可決しました。本人非課税の第五段階は、月額4851円に上がります(現在は4464円)

共産党は「市の調査でも、介護保険料は高いと市民の8割が答えている」「国からの調整交付金は新座市が裕福であるとして5億円以上も交付されず、その分を65歳以上の方の保険料値上げで負担させている。市が負担すべきだ」と反対しました。

(にいざ民報 2018年4月15日 3月議会報告号)