自分の頭で考え、流されないこと「明日へ……戦争は罪悪である」を観て

4月7日ふるさと新座館で上映

●どのような理由をつけても戦争は罪悪である。終戦直前に生まれた私でも戦後の物不足、戦地から帰った人、帰れなかった友人たちの父、様々状況を見聞きし、自分の体に沁みこんでいます。

●戦争中に「戦争は罪悪である」と言った僧侶がいたことを知り勇気のいることだと思った。こういう人たちの努力が今の平和憲法に繋がっているのだ。

●戦争が終わっても、未だに苦しみ続けている人がいると映画の中で言っていました。自分の頭で考えて流されない事、たくさんの若い人に観てほしいですね。

●私は戦後生まれですが、軍歌は今でも歌えます。洗脳とは恐ろしい事。父も戦争の生き残りです。毎夜酒を飲んで帰り嫌な父でしたが、生きて帰ってきて苦しかったと思います。

●良善和尚の言うことはもっともだ。当時としては「戦争反対」を言うのは大変な事だと思う。戦争は何一つ良いことはない。

●とてもいい映画でした。戦中育ちとしては身近に感じる話です。 若い人に真面目に観てもらいたい映画です。頭が悪くても身体が悪くても母にとっては子どもは生きていて欲しいものです。

●平和のために人を殺すなんてどう考えてもおかしなこと。そんなことに気が付かないなんて。子どもが戦死し、「神の子、仏の子ではない。私の子どもだ」胸を打つセリフが多い。憲法、平和に関心のない人に観てもらいたい映画です。

●「戦争反対」「憲法九条改悪反対」の原点をしっかり確かめた思いです。「国だけ残っても・・」の台詞が印象的でした。この国の空気を読んで同調する国民性が怖いですね。

「明日へ……戦争は罪悪である」

(にいざ民報 2018年4月29日、5月6日 合併号 No.1763)