子どもが先立つ苦しみ 首相、自分に置きかえて

「働き方改悪」に反対する過労死遺族の会がスピーチ

5月25日「働き方改革」一括法案に反対する行動で過労死したNHK記者佐戸未和さんの母親佐戸恵美子がスピーチしました。

「未和は生きていれば35歳。世の中で一番活躍し子どもも生まれていました。私は孫の面倒をみる普通のおばあちゃんでした。自分の子どもに先立たれるというのは、自分の体をもぎ取られる以上のあらゆる苦しみの中での一番の断末魔で地獄の思いです。この思いを安倍、麻生、加藤大臣、採決なさろうとしている議員の皆さん。あなた方の娘、息子に置き換えてください。未和は待ったなしの期限ある仕事でどうして自分だけ断ることなどできたでしょうか。真夏の炎天下36度の中、水分を取ることもなく夜中の2時、3時まで働き、翌朝6時出社。これをやると生身の体は壊れます。高度プロフェッショナル労働で過労死という言葉は無くなります。なぜならタイムカードも証拠も残らないからです。残された家族は苦しむばかり。何としても高プロ反対です」

(5月26日付赤旗)

「働き方改革」を自公が強行採決
「働き方改革」を自公が強行採決

(にいざ民報 2018年6月3日 No.1767)