toitoitoi 福島被災地ボランティアツアー

5月26日、27日で福島視察ツアーを行い、子ども3人含め総勢13人で参加しました。

南相馬は津波と原発事故のダブルパンチで被害に遭った地域です。1日目は復興支援住宅への聞きりを通して、被災した時の状況や今の思いを伺い、2日目は南相馬市議さんに被災地を案内してもらいながら説明を受けました。

放射性廃棄物の仮置き場は市内52か所あり、積み上げられた黒いごみ袋は中間貯蔵施設として大熊町、楢葉町に移設されるそうです。田んぼや住宅が密集していたであろう場所は何もなく草が生い茂り荒れていました。7年経っても壊れた建物がそのままでバリケードがはられていました。原発から20キロ圏では昨年居住制限区域を解除され町民は戻ってもよいとされましたが、それは『支援策はなくなる』ことを意味し、実際には殆んど帰って来てないとのことです。

 原発事故は終わってない、一度事故が起きれば町は『消滅』する、全く復旧のめどはたっていないこと、福島を忘れないでほしいと話す思いに胸が詰まりました。現地に行かないと見えないことがたくさんありました

(辻みき市議・記)

津波で壊れたままの住宅
津波で壊れたままの住宅

(にいざ民報 2018年6月3日 No.1767)