国保税、来年度は値上げしない方向 …市民運動の成果です…

12月26日に新座市国民健康保険運営協議会が開かれました。

担当課は「(来年度は)一人あたり5548円の税率引き上げを予定していたが、保険税の引き上げを行わなくても保険税必要額を確保できる見込み」と説明して、値上げの提案をしない意向を示しました。

昨年の3月議会では、毎年約5千円ほどの7年連続値上げ案が示されていました。一年目の値上げは、自民、公明、刷新の会(平松市議)などの賛成で決定されましたが、二年目の値上げは実施されないことになりました。

社会保障推進協議会の呼びかけで、共産党も協力して「値上げ反対署名」が取り組まれ、約8千筆の市民の声が市長に届けられました。市議会には多数の市民が傍聴し、共産党市議団の論戦で値上げの道理のなさが浮き彫りになりました。二年目の値上げ中止は、市民運動のがんばりの成果です。

昨年実施したような、全国的な国保税値上げは行わないとしていますが、一部の人が値上げまたは値下げになる計画になっています。それは、①賦課限度額が現在の81万円から90万円に引き上げられます。②現在の4方式から2方式への移行を進めるために(表1)のように税率改正を行いますので、家族の多い方は値上げとなります。資産割が減りますので、値下げとなる方もいます。

最終的な案は2月に予定の国民健康保険運営協議会で示されます。

(表1)税率改正

(にいざ民報 2019年1月20日 No.1797)