落ち葉を回収・堆肥化して 資源循環型のまちづくりを

石島よう子議員

石島議員は、志木市で取り組んでいる「落ち葉銀行」という取り組みを新座市でも取り組むよう、3月議会で一般質問しました。

新座市は、多くの雑木林に恵まれ、季節を感じながら過ごすことが出来ますが、多くの落ち葉がでます。落ち葉は一般ゴミとして燃やしています。お隣の志木市では、家庭ゴミの減量化と資源化を図り、資源循環型の街づくりを進めるため、一般家庭から出される落ち葉や剪定枝を回収して堆肥化し、土に戻す「落ち葉銀行」という取り組みを行っています。

市民グループや個人が清掃して収集した落ち葉を貯金と見なして、落ち葉銀行にポイントを貯め、ポイントに応じて、志木市のオリジナルペットボトル飲料水「水輝」や堆肥、トイレットペーパー、ゴーヤの苗と交換できる仕組みです。落ち葉は市役所環境推進課に搬入するか、指定日に戸別回収してもらい、堆肥化は食品リサイクルや堆肥の販売を行っている志木市内の大村商事さんにお願いしています。

石島議員は「生ゴミの減量や堆肥化の推進を一般廃棄物処理基本計画に盛り込んでいる新座市でも、同様の取り組みで循環型のまちづくりを」と求めました。

市長は「新座市の委託業者がこのようなノウハウを持ち合わせていないため、落ち葉の保管場所や堆肥化施設の整備が必要になり、予算や協力事業者の確保が大きな課題です。できあがった堆肥の需要についても見極めが重要であり、有効な取り組みとは認識していますが、早急に実施する考えはありません」と答弁しました。

石島議員はさらに「大村商事さんと落ち葉の部分についてだけでも契約できないか」質問しました。担当部長は「委託料の面で150万円位になり、難しい」と答弁しました。

(にいざ民報 2019年5月19日 No.1812)