どの学童でも安定した指導員体制を

第47回新座市学童保育の会総会が5月18日、市民会館会議室で開かれ、社会福祉協議会会長、県議、市議なども来賓として出席しました。

新座市の学童保育は昨年まで、指定管理者制度のもと、社会福祉協議会が管理・運営してきましたが、仕事に見合わない処遇のため常勤指導員不足が続き、非常勤職員を充てて保育をする状況が続いてきました。昨年新座市は、常勤指導員不足を処遇改善ではなく、不足人数に見合う保育室分は新たに指定管理者を公募して解決するとしました。今年の4月から6保育室が(株)シダックスの運営に変わりました。今年の総会では、この問題に関わって各保育の会から発言が多数ありました。

「指導員が全員変わることになったが、指導員の経験のある人が少ない」「指導員が日替わりのように来て、保育する状況。こどもの顔も覚えられないと指導員さんも言っている」「市内の保育の質が同じになるよう、保育の会としても活動して欲しい」という発言や、社会福祉協議会運営の保育の会からは「昨年は常勤指導員が2名の中、1年生が40名入室、夏休みは百名近くになって、指導員は苦労を強いられたと思う。今年は常勤が7名になって手厚い保育になった」という発言もありました。シダックス運営にならなかった保育室もみなさん「子どもたちのために自分たちのことのように考え、話し合えた1年だった」と発言されているのが印象に残りました。

(記・石島陽子市議)

(にいざ民報 2019年6月2日 No.1814)