危険なバス停の安全対策を

辻みき議員

平林寺入りロ前バス停留所と横断歩道の距離が短く、横断歩道の上にバスが停車する状況で大変危険です。2018年8月に横浜市でバスを降りて道路を渡ろうとした小学5年生の女子児童が対向車にはねられて亡くなりました。この場所に信号機はなく、バスが死角になったとみられてます。

事故を受けて国土交通省も全国の警察と協力し、すべてのバス停付近の事故のリスクを判定したうえで、特に危険度の高いバス停の名称や所在地を公表する方針を決めています。

辻みき市議は、12月議会の一般質問で、平林寺入り口前のバス停は観光客も多く、込み合う場所であるので、横断歩道をずらすなどの対策が必要ではないか、と取り上げました。

市長は「2018年の11月に西武バスと、バス停留所の移設が可能かどうか協議しているが、西武バスも懸案場所であることは認識している一方で、適した移設場所がないので難しいということであった。今後も西武バス、新座警察及び関係者の皆さまと協議していきたい。当面の安全対策としては通行車両に対する注意啓発看板を設置する方向で準備を進めている。にいバスのバス停留所にはすでに注意喚起が掲示されているが、見ずらいとご指摘なので、拡大したものを再掲示していただくように西武バスに依頼した。」と述べました。

辻市議は、「横断歩道を移設することについて検討されているのか。」と再質問しました。

市民生活部長は、「正式な協議ではないが、警察にも相談している。移設するとなると平林寺さんの入口、総門より市役所側の方になるのではないかという見解だった。ただ近くに横断歩道があるので、場合によっては既存の横断歩道をなくして、新設ができるかという見解であった。国がこれからバス停の危険度判定をするとなると客観的に見ると、ここも対象になるのかなという感じがしている。危険というのは十分認識しているので今後バス業者も含めて、警察などとも相談しながら、その辺の改善ができるかどうか検討していきたい。」と述べました。

「平林寺入りロ前」のバス停
「平林寺入りロ前」のバス停。バスが横断歩道を踏んでいて死角になり、対向車が見えずらい状況です。

(にいざ民報 2020年1月12日 No.1841)