日本共産党市議団が市長に予算要望 国保税、介護保険料引き下げ、にいバスの改善など

日本共産党市議団が市長に予算要望

1月24日、日本共産党新座市議団と嶋田好枝予定候補、小野由美子予定候補が2020年度予算編成に対する重点要望書を並木傑市長に提出しました。昨年10月28日に第一次要望書を提出しました。

笠原市議団長は「市議会では学校給食費の無償化を共産党は訴えてきたが、市長はまずは学校の大規模改修が先だと答弁しました。予算編成はどのようになっていますか。教育予算は10%を切っています」と話しました。

市長は、「教育予算は少し増額になると思います。まずは第2中学校の大規模改修の調査を考えていきたい」と答えました。

笠原団長は「市民の要望を実現するために地下鉄12号線延伸基金の5億円を取り崩して市民に還元すべきです」と訴えました。

市長は、「財政が厳しい。今年度よりも新年度は厳しい。基金を取り崩す時期が来ると思う。」と話しました。

小野由美子予定候補は、「国民健康保険税は本当に高くなっています。共産党のアンケートでも引き下げることが市民の一番の要望となりました。税の引き下げと子どもの均等割を廃止すべきです」と訴えました。

市長は、「政府が1兆円出せば、引き下げることは可能だと思うが、3分の1ではなかなか難しいと思う」と応えました。

嶋田好枝予定候補は「市内北部地域に児童館をどうしても設置してほしい」と要望しました。

市長は、「大和田市民プールは老朽化している。あの周辺で児童館が検討できないのかと考えている」と答えました。

重点要望書の項目

  1. 消費税が10%に増税され、市民の暮らしはますます大変になっています。国民健康保険税は、他の健保組合の保険料よりかなり高く大変です。引き下げて下さい。子どもの均等割を廃止してください。
  2. 介護保険料も高くて大変です。2020年度は2021年度~2023年度の介護保険料を決める年です。この機会に、介護保険料を引き下げて下さい。また、介護保険料は12段階からもっと多くの段階に改め、低所得者の保険料の調整率を引き下げて下さい。
  3. 保育士への家賃補助制度の新設、給与補助の拡大などで、法人保育園での保育士確保に努めて下さい。
  4. 放課後児童保育室の新設・増室を進め、待機児童を出さないようにしてください。
  5. 市内北部地域に児童館(児童センター)を建設してください。
  6. 「にいバス」の検討を急ぎ、新規路線の拡大、1時間に1本の運行、日曜日の運行などを早く実現してください。
  7. 教育予算を大幅に増やし、歳出全体の10%以上にしてください。小中学校の大規模改修工事の年次計画を立て、早急に改修してください。
  8. 学校給食費の無償化を目指し、当面、1人あたり月1000円の補助を実施してください。
  9. 配偶者からの暴力等相談支援センターを設置してください。
  10. 補聴器の購入ヘの補助制度を新設してください。また、ヒアリングループを公共施設に備え活用を進めて下さい。
  11. 財源には、当面は活用することができない地下鉄12号線の建設基金を取り崩して、市民のために活用してください。

以上

(にいざ民報 2020年2月2日 No.1844)