市民の『足』の確保 安心、便利のにいバスに改善を

笠原すすむ議員

にいバスの改善について、日本共産党新座市議団は、先の市議選で「①1時間に一本の運行に増やす②日曜日も運行する③現在運行していない地域にも拡大し、コース数を増やす」を選挙公約にしました。

3月議会で、笠原進市議は、この問題を取り上げ改善の提案をしました。新座市は3コース全てを東武バスが独占運行していますが、朝霞市では4コースを西武バス・東武バス・国際興業バスが分け合って運行しています。笠原市議は、朝霞市のような形態に改めることを提案しました。

並木市長は、「昨年12月に交通コンサルタント会社と委託契約を締結した。現在、本市の現状把握と問題の整理を業者が行っている。5月頃から市民アンケートを実施する。約3000世帯に調査票を送付し、バス停で待っている人、にいバスに乗車している人にも手渡し、郵送で回収する予定だ。このアンケートをもとに来年3月末までに計画案を複数作成したいと考えている。令和3年度からは、デマンド交通導入の可否やにいバスの再編など、計画案をより詳細に検討し、最終的には令和4年度中の運行開始をめざしていく予定としている。この検討の中で、にいバスの運行ルートや、ご提案をいただいたコースごとにバス会社を決める方法などを慎重に検討していく。」と答弁しました。

担当の市民生活部長は、「アンケートについては公共交通会議にも諮り、きちんとしたアンケート調査をやらせていただく。かなり細かな要望が多い中、どこを通せばよいのか客観性がなかなか分からない部分もある。細かなデータを集計して、本市の実情に合ったにいバスの検討をしていきたい。」と応えました。

笠原進市議は、「にいバスは朝霞市や和光市のバスに比べ運行本数が少なく利用者も少ない。今日初めて国から支給されている特別交付税の額が資料として示された。平成30年度でみると、運行経費の赤字分の約8割が特別交付税として国から交付されている。新座市の持ち出し分は642万円だ。さらに650万円出せば、今の倍の運行ができる。このことを考え、よく検討して改善してほしい。」と提案しました。

過去3年間のにいバスの運行経費及び特別交付税交付額(単位:千円)

(にいざ民報 2020年4月5日 No.1851)