地域との協議を進め、ボールで遊べる公園を増やそう!

辻みき市議

選挙中、子育て世帯から「ボール遊びできる公園を増やしてほしい」とのご要望が複数寄せられました。辻みき市議は、3月の一般質問で取り上げました。

新座市が管理している公園はボール遊びすることができません。令和元年度の小・中学生議会で、中学生議員は「スマートフォンやゲーム機器で室内で遊ぶ傾向になっている現代では、外で遊ぶことは大切な習慣。ボール使用可能な場所を増やすなど、外で遊びたくなるような環境づくりに力を入れてほしい」と訴えています。

国は、ボール遊び等を一律に禁止するのではなく、地域住民とルールを決めていく協議会の設置等の仕組みづくりを提言しています。公園それぞれの事情があるので、地域との協議を進めてはどうかと提案しました。

並木市長は「公園内でのボール遊びについて、近隣への迷惑を防止する目的で原則禁止としている。それでもネットを越えるボールが家屋や車を破損する事故や、深夜までボールを蹴るなど、近隣にお住まいの皆様に切実な問題が生じている。これから増やすことは難しい。協議会の設置については、先進自治体の例を参考に今後調査研究をしていきたい」と述べました。

辻市議は「どういうボール遊びが禁止なのか、バレーボールやドッヂボール等、グループでやる遊びはできるのではないか。」と再質問しました。

都市整備部長は「小学生未満の幼児が使うような軟らかいボールについては、禁止はしていない。複数で輪になってやると、その方々だけで公園を利用しているわけではないので、ほかの公園利用者にとって迷惑がかからない方法で利用していただきたい」と述べました。

辻市議は「ネットを張っている公園もボールを使えないのはなぜか。」と問うと、部長は「ネットを張ることによって、より強く足で蹴ったり、野球のボールを遠投したりバットを使ったり、被害はなかなか減らない。そういう経緯があって、後から整地した公園にネットを設置している。」と述べました。

辻市議は、「ボール遊びをただ禁止するよりも、『これならできる』と示す方がいいと思う。例えばドッヂボールなら良いとか、高くネットを越えるのはだめですとか、掲示を考え直してもらうことはできないか」と要望しました。

部長は「ボールを使っても特に支障がないものもあると思う。公園を含めた地域全体の方が納得できるようなルールづくりができれば、市民に愛されるような公園づくりができると思う。まずは課題がある公園を抽出した上で、ワークショップや勉強会のようなものを、市が音頭を取って開催できればと考えている。開催するに当たっては、地元の方々に協力を得られるかというところも踏まえて、ワークショップの開催ができるか、それがモデルケースになればいいと思っているので進めていければと思う」と述べました。

(にいざ民報 2020年4月5日 No.1851)