3月議会 日本共産党議員の一般質問

厚生常任委員 小野ゆみこ市議

小野ゆみこ議員

住宅リフォーム助成制度の復活を
妙音沢緑地に公園の整備を

Q.住宅リフォーム助成制度は、3日に2件の申し込みがある制度です。市民や市内業者のためにも、ぜひ復活すべきです。
A.この制度は昨年廃止したばかりです。人気の高い制度ではありますが、他の制度の活用もできますので、復活は考えていません。

Q.妙音沢緑地内には豊富な湧き水と貴重な山野草が自生するなど、自然豊かな場所となっています。春には「旗桜」や桜並木も望め、夏には「涼」を楽しむ人が多く訪れます。遊歩道の散策中に休憩所やトイレがありませんが、市民の憩いの場となる公園として整備できないでしょうか。
A.整備には多額の費用がかかります。市の財政が安定してから考えていきます。


副議長・総務常任委員 小野だいすけ市議

小野だいすけ市議

介護難民解消と職員の待遇改善を
奨学金返済の支援制度を創設せよ

Q.介護難民を解消するために、特別養護老人ホームの建設計画はどうなっているのか。また、介護現場での人手不足は深刻になっている。定員まで入所していない特養もある。職員の給与、家賃補助など待遇改善して人材を確保し定員まで入所できるようにすべきです。
A.国は処遇改善を目的とした加算を強化した。市独自の補助は、次期(8期)介護保険事業計画策定の中で検討していく。家賃補助は、東京都や大阪府で実施している。先進市の事例等を参考にし、新座市でもできるのか検討していく。

Q.奨学金の返済を肩代わりする自治体が増えてきている。新座市でも取り組んではどうか。
A.国や県単位で進めていくべきだ。市だけでは財政的に厳しいと思うが、参考として検討はさせていただく。


文教生活常任委員 しまだ好枝市議

しまだ好枝議員

新座市の北部に児童館の建設を
学校給食費無償化の実現を

Q.新座市には児童館が2館しかなく、子どもたちが思い切り遊べる場所が少ない。北部に3つ目の児童館を早期に実現してほしい。
A.市北部地域に児童館が必要であることは、承知をしている。建設には多額の費用を要するため、直ちに建設することは無理である。令和3年度から10年間を計画期間とする第5次総合計画を策定する中で、設置について検討していきたい。

Q.県内で19市町村が学校給食費の無償化、一部無償化を行っている。新座市でも実施してほしい。
A.新座市においても就学困難と認められる児童生徒の給食費は就学援助制度で対応しており、率にして13%の方の援助をしているので、現在の制度で良いと考えている。第3子以降の給食費の補助についても、現在は考えていない。


文教生活常任委員長 石島よう子市議

石島よう子市議

高齢者のごみの戸別収集実施を
市民会館ホールは1年前予約に改善を

Q.高齢者のごみ出し支援に対して、国が特別交付税措置をして実施を促している。戸別収集の検討は進んでいるか。
A.福祉部門と調整中。対象者の基準、認定や申請方法をどうするかなど課題がありますが、今年度中に制度設計はします。

Q.災害時の避難所の環境改善のため、段ボールベッドや間仕切りを提供する会社と防災協定を結ぶ考えはないか。
A.不衛生な就寝環境による伝染病やエコノミークラス症候群から身を守り、プライバシーの観点からも非常に有効と認識しています。締結に向けて進めます。

Q.市民会館ホールとふるさと新座館ホールの利用予約は、7ケ月前ではなく1年前からできるように改善すべきです。
A.少しでも早く予約ができるように、規則改正を前向きに検討します。


建設常任委員 笠原すすむ市議

笠原すすむ議員

小中学校の大規模改修早急に実施を
大規模入湯施設の騒音被害を解決せよ

Q.中学校で3校、小学校で8校、大規模改修工事が行われていません。西堀小学校では3階から窓枠ごと落下する事故も起きました。毎年1校ずつ工事をしても11年かかります。計画を立て早急に工事を進めるべきです。
A.今年度、学校施設の劣化状況を調査しています。この調査により令和2年度中に優先順位を決め、どういった工事内容で行うかも決めた改修計画を立てて改修を進めてまいります。

Q.東久留米市内ですが、西堀一丁目近くに大規模入湯施設が建設され、深夜までの営業で騒音等に新座市民が困っています。改善を要望すべきです。
A.東久留米市と連携しながら騒音被害の解決に向け取り組んでいます。駐車場のBGMの停止など7点改善しました。露天風呂の騒音解決に引き続き取り組んでいきます。


厚生常任委員長 辻みき市議

辻みき市議

DV被害者への相談体制の充実を
給付制奨学金制度の創設を

Q.配偶者暴力相談支援センターを設置すべき。
A.設置の必要性は十分理解している。県は令和3年度までに29市に設置する計画があるので、そこを区切りとして検討したい。

Q.DV被害者の緊急一時保護のため、宿泊費補助などの予算措置をすべき。
A.令和3年度予算に向けて、補助を計上する方向で検討する。

Q.新座市の奨学金(貸付金)は利用者が減り、十分に活用されていない。その背景には卒業後の返済に対して不安があるのではないか。貧困の連鎖を断ち切るためにも給付制の奨学金制度を検討すべき。
A.新座市の奨学金制度は無利子で返済困難な場合も相談に応じて対応している。給付型の奨学金を市で創設する予定はない。


(にいざ民報 2020年4月19日 3月議会報告号)