「少人数学級のすみやかな実施を」全国署名スタート

少人数学級のすみやかな実施を求めて、教育研究者有志が安倍晋三首相と萩生田光一文部科学相あての全国署名を始めました。東京都立大学名誉教授の乾彰夫さんら呼びかけ人が16日会見し、発表しました。

署名は▽少人数学級のすみやかな実施▽授業を詰め込みすぎず、仲間との学びと豊かな学校生活を保障—の2点を求めています。

首都圏を中心に新型コロナウイルスの感染確認が再び増大し、収束に数年かかる可能性もあります。乾さんは「教室に空間的ゆとりを確保しつつ、一人ひとりに寄り添った指導やケアを提供できる教育環境の確保が大切です」と強調しました。

署名はオンライン署名サイト「Change.org」の「コロナの危険の中で学ぶ子どもたちに、少人数学級と豊かな学校生活を保障してください」でできます。

呼びかけ人はほかに内田良、小国喜弘、佐久間亜紀、佐藤学、清水睦美、鈴木大裕、中村雅子、前川喜平、山本由美の各氏です。

(にいざ民報 2020年7月26日 No.1864)