新座市の学校給食調理室を見学しました

小野ゆみこ議員

新座市の小中学校の給食は各学校で毎食作られています。それは「自校式給食」といいます。地元の食材を使い、その場で作るので温かいうちに食べることができます。

子どもたちにも大好評で、5月の持ち帰り給食も半数の子どもたちが利用して、卒業した兄弟が羨ましがっていた話も聞きました。

そんな自慢の学校給食を作っている「給食調理室」の環境が大変だと聞き、調理室の環境を見学してきました。

「給食調理室」は、衛生面から、締め切った場所で作業します。大量の水や火を使うため夏は気温が40度近くになり湿度も高くなるそうです。

通常の年は、7月20日頃までに終わり、9月の初旬から始まります。しかし、今年の給食は新型コロナウイルスの影響で7月いっぱいまであり、8月20日頃からまた始まります。調理員さんは高温多湿の調理室で、残暑の中作業することになります。

市内23小中学校の中で「給食調理室」にエアコンが入っているのは池田・大和田・新堀小学校の3校のみです。今年度4校目の新座小学校が工事中です。

今回、エアコンが設置されている池田小学校の「給食調理室」を、校長先生の案内で窓越しに見学してきました。業務用のエアコンが設置され、床も水を流さず清掃ができるドライ式となっているので、掃除は楽になったそうです。作業靴も長靴ではなく普通の軽い作業靴でした。

栄養士さんの話では、エアコンがあると、室内温度は25度前後となるそうで、その差は歴然です。

池田小学校を見学して、私が知る別の学校の環境と比べ快適そうでした。市内で働くすべての給食調理員さんが快適に仕事ができる環境になるよう共産党議員団は頑張ります。

(にいざ民報 2020年7月26日 No.1864)