65歳以上の高齢者は「定期接種」の対象 インフルエンザの予防接種を無料に

小野ゆみこ議員

小野由美子市議は9月14日に一般質問を行いました。

6月の議会でも質問しましたが、今回も65歳以上の高齢者のの予防接種を無料にするようにと、質問しました。

8月の中旬、WHOが「新型コロナウィルス感染症とインフルエンザが混同して流行してしまったときに、医療現場が大変なことにならないよう、また、高齢者や持病のある方が同時にかかるリスクを低くするためにも、インフルエンザの予防接種をするように」と声明を出しました。

予防接種には法律に基づき、市区町村が主体となり実施する「定期接種」と希望する人が任意で受ける「任意接種」があります。65歳以上の高齢者は「定期接種」の対象となります。日本感染症学会も、両方同時にかかり重症化した例もあることを指摘しています。

新座市では、65歳以上の方に1500円の負担でインフルエンザの予防接種をすすめていますが、無料にしていただき、少しでも多くの方が受けていただけるよう助成してくださいと質問しました。

市長は、趣旨は分かりますが、新座市の財政状況がひっ迫しているので、全額の助成は考えていませんと答弁しました。

いきいき健康部長は、厚生労働省より、「季節性インフルエンザワクチン接種時期のご協力のお願い」というガイドラインが出ました。それに対応するために、新座市でも10月1日より摂取できるように準備していますと答弁がありました。

小野由美子議員は、昨年の接種した数は、15560人でした。その人数を無料にすると約2千150万円かかります。その金額で市民の命を守れますと質問しました。

担当部長からは、インフルエンザの予防接種は4市で統一されています。と答弁があり、全額の助成は考えていないとの事でした。

中小業者等支援金の申請期限の延長について

新座市独自の中小企業等支援金は、市内の多くの業者に大変喜ばれています。この支援金は、2割減で申請ができるので、売り上げが減ってしまった市内業者にとってありがたい制度です。ただ申請期間が短く、今年の7月に出された制度だが、9月末が締め切りです。周知期間も3ケ月しかなく、12月末まで延長してくださいと質問しました。

市長は、対象の月を令和2年1月から8月までとしています。9月末までですので、一刻も早く申請してくださいと答弁しました。

担当部長は、総額16億8千万円の支援金を出しました。これからも周知をしていきますが、9月末までですので、急いで申請してくださいと答弁がありました。

小野由美子市議は、国の制度は12月末まで延長したものもありますし、新座のコロナ感染者も増えています。売り上げが減る業者もこれから出ると思います。せひ12月まで延長してくださいと再度質問しましたが、残念ながら延長してもらえませんでした。

(にいざ民報 2020年9月27日 No.1872)