志木市民体育館脇道路(はなみずき通り) 志木市への車通過させる案は断念を

小野だいすけ市議

小野大輔議員がはなみずき通りの志木市への通り抜けについて一般質問を行いました。

小野議員 志木市民体育館の複合施設化計画案が待ち上がっています。志木市との話し合いなどは行っていますか。志木市民体育館脇道路の現状や、今後の方針をどのように考えていますか。

志木市では、6月24日6月議会の終了後、議員説明会で老朽化が進んでいる志木市民体育館と市民会館について今後の方針が示されました。平成29年に調査・研究がされています。①耐震工事をする②現在の場所に建て替える、この2案をPFIで進める提案をしていたようですが、志木市の期待とは一致せず断念し、現在に至っています。

今回は第3案として、現在の市民会館の場所に市民会館と市民体育館を複合で建て替える案が提起されました。体育館の跡地の利用についてはまだ示されていません。

志木市市民体育館は、はなみずき通りの突き当りに位置しています。市民が利用する施設でもあり、貯水池の代わりにもなっています。志木市から情報も得て、今後の方針を住民主体で考えていただきたい。

市長 志木市民体育館の複合施設計画が、現段階では志木市民体育館の建て替え案は浮上しているものの、具体的な動きはありません。今後志木市と情報を密にしながら動向を注視していく。

志木市への通過は断念を

小野議員 志木市民体育館が移設されたとしても、はなみずき通りの志木市までの開通は断念すべきです。地域を分断し、雨水・汚水対策を後退させることになります。道路改良10か年基本計画から削除すべきです。

道路改良10カ年基本計画パート3は、平成32年、2020年までの計画となっています。この中ではなみずき通りは、新設道路の整備となっていて、対象延長は150mとあります。摘要には検討済みとあります。しっかりと検討されて、この道路は通すことができないという結論になったはずです。計画からの削除をしてください。

市長 平成26年第2回市議会定例会において同様の質問を小野議員からいただいた。はなみずき通り志木市までの延伸については、地域住民の要望もあったことから、このときに見直しを行った道路改良10か年基本計画パート3によって、平成26年度中に検討する路線として位置づけたところです。その後この路線については線形検討を行い、埼玉県警と警察協議を行いました。線形検討案を作成する中で、この体育館の敷地に一部影響が出る可能性があることから志木市との協議を行いました。志木市から了解を得ることができなかったため、検討はしたものの断念せざるを得ない結論に達しまして、平成26年8月の全員協議会でも説明をいただいた。この路線を当該計画から削除するということにつきましては、今後の検討課題とさせていただきたい。

(にいざ民報 2020年10月11日 No.1874)