朝霞駐屯地に第1偵察戦闘大隊・電子作戦隊本部など新編成して400人増員

10月29日に行われた総務常任委員会で朝霞駐屯地における部隊の新編について政策課長から報告がありました。

今和3年度予算の概算要求が9月30日付で公表されたことに伴い、北関東防衛局及び陸上自衛隊から情報提供がありました。防衛省は防衛大綱に基づいて部隊の編成・装備の見直しを図っています。令和3年度は広域の地域の防衛・警備にあたる目的として、第1師団を地域配備師団として改変するとともに、その隷下部隊として第1偵察戦闘大隊(仮称)を朝霞駐屯地に新編する予定とのことです。

新たな領域における陸上自衛隊の作戦能力の強化のため、陸上総体の隷下部隊として、電子作戦隊を新編するとのことです。電子作戦本部(仮称)及び第101電子戦隊(仮称)を朝霞駐屯地内に配備する予定とのことです。朝霞駐屯地に配備される部隊は、本部として役割を担う部隊で、電磁波での傍受は行わないため、近隣住民等の人体への影響はないとのことです。以下、防衛省の資料です。

令和2年9月 防衛省 第1偵察戦闘大隊等の新編成について

  1. 防衛省では、平成30年12月に策定された防衛大綱に基づき、機動師・旅団以外の師・旅団について、戦車及び火砲を中心として部隊の編成・装備を見直し、効率化・合理化を徹底した上で、地域の特性に応じて適切に配置することとしており、各種事態が生起した際、特定の地城における対処を基本とする地域配備師・旅団を保持することとしています。
  2. 第1師団については、令和3年度に地域配備師団化する予定であり、朝霞駐屯地に第1偵察戦闘大隊(仮称 約290人)を新編する予定です。
  3. また、平成30年12月に策定された防衛大綱・中期防衛力整備計画に基づき新たな領域における陸上自衛隊の作戦能力を強化するため、陸上総隊の隷下部隊に電磁波作戦部隊を新編することとしており、令和3年度に、電子作戦隊を新編し、その指揮統制及び管理機能を持つ部隊(電子作戦隊本部(仮称)、第101電子戦隊(仮称))を朝霞駐屯地に配置する予定です。
  4. 今回の部隊新編に伴い、朝霞駐屯地の定員は約3250人(令和2年度末)から約3650人(令和3年度末)になる予定です。
  5. 地元との密接な関係に配意してまいります。

(にいざ民報 2020年11月8日 No.1877)