街角ウォッチング 館ポンプ場を見学 新座1・2・3丁目後援会

11月11日、日本共産党新座1・2・3丁目後援会が「街角ウォッチンク」を開催しました。新座地域は柳瀬川と隣り合わせの地域です。後援会員から「大雨の時に心配だ」との声を聞いていました。そこで、地域の排水施設はどうなっているのかウォッチングすることになりました。志木市と新座市の境にある館ポンプ場と柳瀬川の下を生活廃水が流れる「ふせごし施設」です。

館ポンプ場は、雨水を柳瀬川に排水する施設です。「志木体育館の下を志木市と新座市から雨水が流れてきます。10mの深い堀が施設内にあり、流れてくるゴミと土砂をポンプの手前で摘出しています。常時稼働しているポンプ2台は1秒間に1トンの水を排出できます。洪水時はこれに加えて、1秒間に5トンの水を排出するポンプが2台稼働します。最大流出量は1秒間に12トンになります。排水区域は新座1〜3丁目と大和田、北野と東北の一部も入っています。流域面積は約109ヘクタールです。建設されたのは昭和54年で、40年以上も稼働しています。」と館ポンプ場長が説明してくれました。

柳瀬川の下を流れる「ふせごし施設」は新座市の生活廃水の半分が流れています。「去年の台風19号が直撃した際は、汚水が溢れる事態になりました。『ふせごし施設』先の国道463号線下にある幹線が満管状態になったためです。新座市はこの幹線を管理する県に対策を求めているところです。市としても、逆止弁の設置、溢れる前に汚水をポンプで排出するなど対策を取っています。今年は雨量が少なかったこともあり、汚水が溢れることはありませんでした。」上下水道副部長が説明してくれました。

参加した方からは、「50年新座団地に住んでいるけど、初めて館ポンプ場のことを知った。地域を知ることは大切だと思う」「今回は下水道のことだったので、今度は団地の給水塔跡地など上水のことが知りたい」などの感想が寄せられました。

館ポンプ場内にて 柳瀬川への排出管の前で説明を受けている様子
館ポンプ場内にて 柳瀬川への排出管の前で説明を受けている様子

(記・小野大輔市議)

(にいざ民報 2020年11月22日 No.1879)