新春随想『路頭に迷わせない』

新しい年を迎えましたが、新型コロナの急拡大と長期化で、国民はますます苦境に立たされています。

暮れに、深刻な影響を受けている飲食業の現場をお訪ねしました。

「持続化給付金は1か月で使い切りました」「家賃支援給付金は、何度申請しても通りません」「政策金融公庫からお金を借りましたが、もって3か月までです。これ以上は借りられません。現金が、給付がない限り、もうやっていけません」 ・・・。次々と悲痛な声が返ってきました。

「一つの中小企業・商店もつぶさない。誰ひとり路頭に迷わせない」政治側の対策が、今まさに急務となっています。18日から始まる「通常国会」で、力を尽くす決意です。

「国民のために働く内閣」と言っていた菅内閣が、国民が一番働いてほしいと思っているときに、国会を冬休みにしてしまった。「看板」の偽りは完全にはがれ落ちました。文字通り「国民のために働く」「いのちと暮らしを支えぬく」政治への転換が必要です。今年間違いなく行われる「解散、総選挙」で、「自助、共助」の自己責任の政治を打ち倒し、新しい日本をつくる野党の政府を実現するために、全力で走り抜きます。

(参議院議員 伊藤 岳)

参議院議員 伊藤 岳

(にいざ民報 2021年1月17日 No.1886)