高齢者施設職員にPCR検査 埼玉県が実施 新座市も該当

新型コロナウイルス感染拡大に伴う緊急事態宣言の発令を受けて、埼玉県は県内の高齢者施設の職員約2万3千人に対しPCR検査を実施することを明らかにしました。検査対象は、人口10万人当たり200人以上かつ累計300人以上の感染者が確認された自治体です。

新座市の施設は29施設、約2030人が対象となります。

検査の流れは、今月下旬に唾液を採取する検査キットを施設に直接送付します。送られてきた検体は民間に委託します。結果は2月上旬、施設に通知します。

日本共産党県新型コロナ対策本部と同県議団は、県への申し入れや県議会での質問を行ってきました。今回のPCR検査の実施はそれが実現した形となりました。

大野知事は、高齢者施設にウイルスを持ち込むのは施設職員を介することが多いとし、希望する職員に緊急に検査を実施することで「リスクの高い高齢者の方々の陽性者を何とかしたい」と述べました。

(にいざ民報 2021年1月24日 No.1887)