国保税値上げが大争点に 福祉型児童発達支援センターを建設

3月予算議会はじまる

2月20日から3月23日までの会期で3月予算議会が始まりました。

一番の争点は市民の約23%が加入する新座市国民健康保険税の値上げ条例です。(一人平均4641円、一世帯平均7340円)国保会計は3・5億円もの繰越金を出す黒字会計であるのに、広域化をきっかけに国保税を約1億9000万円も引き上げて基金に積み増しすることが分かりました。

市長提出議案は条例22件、当初予算8件、補正予算8件のほか、旧庁舎を解体する工事契約案件1件、金子廣志教育長任命などの人事案件2件等、計44議案です。
主な新規条例は市長、副市長の給与1割減等の「給与特例条例」の他、「新座市自殺対策推進協議会条例」緑化保全のための「新座グリーンスマイル基金条例」福祉の里図書館や分館を指定管理可能にする「新座市立図書館条例」などです。
「介護保険条例」は今後3年間、すべての所得階層で介護保険料を2300円~1万6000円値上げするものです。

平成30年度の重点事業は、1シティープロモーション推進(新座の魅力発信)2オリパラ推進などを新しく始めますが、新座駅北口土地区画整理事業10億円、大和田二・三丁目土地区画整理事業30億円など相変わらず大型事業が中心の予算です。

共産党市議団が「先延ばしするな」と要求してきた(仮称)児童発達支援センター(みどり学園とわかば学園を統合する障がい児支援の通所センター)の建設(5億4519万円)が始まります。
議会傍聴においで下さい。

市民の願い一部予算化

  • 児童発達支援センター建設・5億4519万円。老朽化していた障がい児施設の統合、相談支援体制の整備のため建設。来年10月開園をめざす。
  • 自殺対策推進協議会の設置・443万6千円。国の自殺総合対策大綱に基づき計画策定をと辻実樹市議も議会で提案。協議会15人、6回開催予定
  • 市営墓園バリアフリー化改修工事・479万6千。公衆トイレ、水汲み場などの段差解消をと芦野市議が議会で要求。
  • 止水板の設置補助・400万円。建物への浸水被害軽減を図る止水板の設置半額助成。工藤市議等が要求。
  • 高齢者日常生活用具給付に感震ブレーカーを追加。石島市議は設置補助をと要求。

(にいざ民報 2018年2月25日 No.1754)