新座市営墓園の中に、共同墓地、樹林墓地、納骨堂の整備を
工藤薫市議は3月議会の一般質問で、「市営墓園の中に、市民要望のある共同墓地や樹林墓地、納骨堂の整備にむけ、市民参加の検討会の立ち上げを」と提案しました。
市営墓園(国有地)は、大蔵省(当時)から無償貸与されている土地でしたが、この程、平成30年1月29日付で財務省から市に無償譲渡されることになりました。
工藤市議は「やっと念願かなって新座市の所有となった。市の後期基本計画でも『多様な墓地の在り方』を検討することになっている。桜の木の下で眠りたいという樹木葬墓地のゆとりは十分あるのでは」と質問。
市長は「新条例は墳墓数の10%の駐車場が必要なので、駐車場を作らなくてはならず、共同墓地の設置は難しい」と答弁しました。
工藤市議は写真を示し、「皆さんお墓の近くに駐車して墓参しており、葬儀がある時以外、駐車場はガラ空きではないか?」「新条例はこれから申請する墓地に適用される。朝霞保健所から経営許可を得て昭和52年から管理している市営霊園に新条例は適用されないのではないか?」と質問しました。
市長は「共同墓地の必要性は認識している。どの部分に新条例を適用するのか今後、検討していきたい。市民参加の検討委員会は考えていない」と答えました。
工藤市議は、「墓地は3代目に無縁化すると言われており、共同墓地は必要だ。新条例では敷地内に納骨堂を作る時は事前協議や住民説明会等が省略できると、むしろ規制緩和されている」と述べました。
(にいざ民報 2018年4月8日 No.1760)