高齢者の外出支援、マイカー自粛効果も 東京都のようなシルバーパスを

工藤かおる議員

工藤かおる市議は6月議会で、「高齢者の皆様から東京都のようなシルバーパスが欲しいと強い要望がある。循環バスの改善とともに、路線バスにもシルバーパス導入にむけて検討を」と一般質問しました。

工藤市議は、「新座市の地形では、どの駅に出るにもバスが必要です。免許を返上した高齢者の方などから、交通費の支援をと強いご希望があります」「横浜市、川崎市、横須賀市などでは一カ月千円の敬老パスの交付や半額助成事業を行っています。このような先進例を研究、調査を。また当面、鉄道、バスの共通ICカードの制度を創設してはどうか」と提案しました。

市長は、「元気な高齢者の外出支援は健康増進、地域の活性化につながる大切なことと認識している」「本市では、70歳以上の高齢者の方に交付手数料500円で2年間のにいバスの無料乗車券を発行している。ICカードは財政上、ただちの導入は難しい」と答弁しました。

工藤市議は、「お隣の朝霞市は、70歳以上の方に3000円のバス、電車共通カードを配布しています。今年度の予算額は3080万円で約1万人分を予定。多くの高齢者がこのパスを利用して外出されています」「高槻市では、介護予防、地域経済の活性化、マイカー自粛による環境改善など、市バス無料化の効果を市が自ら検証している」と紹介しました。

市は、「先進例並びに本市と同規模の自治体の外出支援を今後調査研究していく」と答弁しました。

(工藤かおる市議・記)

(にいざ民報 2018年7月29日 No.1775)