「東海第二原発の運転延長反対」 陳情が賛成多数で可決・・総務常任委員会
9月7日「東海第二原発の運転延長を行わないことを国に求める陳情」が、総務常任委員会で賛成多数で可決しました。
全国一老朽化(稼働40年)している東海第二原発は、福島第二と同じ「沸騰水型」で事故やトラブルが一番多い。
陳情した「にいざ市民ホーキの会」の藤井千賀子さんは、7年間も止めていたので原発内部は錆びだらけで、「新基準」で義務づけられた工事(難燃ケーブルに交換)も15%だけだ。避難計画の策定を義務付けられた30キロ圏内の人口は96万人と最多で、埼玉も他人事ではない。
東海村には「原子力は止めてください、私たちは逃げられません」と老人や子どもが訴えている。「病気になったのは自分が雨に濡れたからだ」と自分を責める中学生に会った、と声を詰まらせながら趣旨説明をしました。
小池秀夫市議、中村和平市議(政和会・自民)の二人は原発を止めると電力は?などと反対しましたが、野中弥生市議(公明党)、平松大佑市議(刷新の会)と私の3人が賛成し、3対2で可決しました。27日の議会最終日に本会議で陳情が可決するよう傍聴をお願いします。
(記・工藤薫市議・総務委員)
(にいざ民報 2018年9月16日 No.1781)