志位委員長が亀井静香氏と対談

「天皇については考えが違うけど、あとはだいたい一致する点が多いね。」(亀井静香元衆院議員)、「亀井さんが『資本論』に賛成で、日米安保はいらないという立場だとわかって良かった」(志位和夫委員長)

雑誌『月刊日本』12月号で、亀井、志位両氏の“異色対談”が掲載され話題になっています。自民党政調会長を務めた亀井氏からは「自民党は本当に柔軟性を失ってしまった」との苦言も。米軍基地、日米安保、北東アジア問題、野党共闘、天皇制など幅広いテーマで議論が交わされました。随所で両氏の意見が一致しました。

野党共闘にエール

安倍自民党について「官邸にいる新自由主義者たちが考えた政策がそのまま自民党の政策になってしまっている」と亀井氏は痛烈に批判。志位氏は、「安倍首相は聞いていることに答えないで、いかに時間を潰すか、いかに逃げるかしか考えていない」

来年の政治戦に話が及び、亀井氏は「共産党だけでなく野党が勝つことを考え、野党共闘がどんどんできれば、自民党は負けるよ」とエールを送りました。このほか、亀井氏が「私も資本論は否定しないよ。全部読んでいるんだから」と語り、社会の共同体をどう発展させるのかも議論になりました。

『月刊日本』対談、志位和夫委員長と亀井静香元衆院議員
『月刊日本』対談、志位和夫委員長と亀井静香元衆院議員

(にいざ民報 2018年12月2日 No.1792)