BS朝日「激論!クロスファイア」志位委員長と田原氏が対談

志位和夫委員長はBS朝日番組「激論!クロスファイア」に出演し、司会を務めるジャーナリストの田原総一朗氏と対談。外国人労働者受け入れ拡大の出入国管理法改定案の問題点や消費税10%増税、沖縄・米軍新基地、そして来年の参院選に向けた野党共闘などがテーマにのぼりました。

「えっ、15時間!」政府・与党が11月27日に衆院で強行採決・通過させた入管法改定案の衆院での実質審議時間を志位氏から聞いて驚いた田原氏は「(政府・与党は)なんでこんなに焦るのか」とズバリ質問。志位氏は、自民党・平沢勝栄衆院議員(法務委員会自民筆頭理事)の「この問題は議論したらきりがない。いくらでも問題が出てくる」との発言にふれ、「だから強行(採決を)やった。これまでの自民党だったら『議論が出尽くしたから採決させてください』というのはよくあった。だけど、『議論すればするほど問題点が出てくるからやっちまえ』というのは、本当に国会をばかにした話です」と批判しました。

27日に衆院通過させたのは、29日からの安倍晋三首相の外遊日程に合わせ参院本会議で審議入りさせるためだったと指摘すると、田原氏も「むちゃくちゃ」と憤慨。志位氏は「総理大臣の外交日程に合わせ、自分たちが“最重要法案”と言ったものを強行するなんてことは、戦後ないですよ。ですから、これは本当にやり方がでたらめです」と怒りを込め、法案の問題点でやりとりになりました。

(12月3日付 赤旗より)

(にいざ民報 2018年12月9日 No.1793)