1クラス15名も違う! 大和田小と栄小 3年生以上も少人数学級を
工藤かおる市議は、12月議会で「ゆき届いた教育のため、3年生以上も計画的に少人数学級を」と一般質問しました。
埼玉県は、小学校1、2年生は35人以下学級ですが、小学校3年生になると国基準の40人学級になってしまいます。
工藤市議の要求した資料によると、大和田小の3年生は1クラス38〜39人ですが、栄小は24人と一クラスの人数が15人も違うことが分かりました。(下表参照)39人もいると教室は後ろまでいっぱい。3年生になると割り算や小数点など勉強も難しくなります。
教育長は、「主体的な学習をすすめるために少人数学級は実現する必要がある。都市教育長協議会で教職員定数の増員と定数改善を求めている」と答弁しました。
工藤市議は「マンモス校は一クラスの人数も多い。同じ新座市の学校でこれは教育格差ではないか。この状況が6年生までずっと続くのを是正しなくていいのか」「佐賀県は加配教員を活用して来年度から小3から中3まで全学年を35人以下の少人数学級にする。埼玉県も実現できるのではないのか」と質問。
学校教育部長は「埼玉県は加配教員は小2の少人数学級用に使っていると思う。他の加配教員は目的があって配置されているので活用はできない」と答弁し、現状を改善しようとしませんでした。
工藤市議は、「和光市は少人数学級推進教員を月額34万円で募集し、小4まで少人数を実施し、昨年度は12人の応募があった。このくらい待遇を保証すれば応募があるのではないか」と追及しましたが、「産休代替えの臨時教員も集まらない状況なので、市の臨時教員は集まらない」と答弁しました。県と市の教育委員会の態度を変えましょう。
(にいざ民報 2018年12月16日 No.1794)