『新しい第二老福センターにも図書室を求める陳情』 新座市議会 厚生常任委員会で趣旨採択

辻みき議員

12月5日(水)に行われた厚生常任委員会で、『新しい第二老福センターにも図書室を求める陳情』が全会一致で趣旨採択になりました。

現在の第二老人福祉センターには開設当初から図書室が併設されています。蔵書は約2900冊あり、ジャンルも様々で、大型活字本も約100冊ほど並んでいます。平成32年に供用開始予定の、第二老人福祉センターの平面図には、光庭とトイレの間に『図書カフェコーナー』があります。

平面図だけでは現存蔵書が収納できるのか、落ちついて読書できる環境なのか不明な点があります。陳情は、『①新しい老人福祉センターに図書室を設置して下さい。②前項ができなければ、図書室機能を設け、現在ある貴重な蔵書を破棄することなく引き続き活かしてください。」というものです。

審議の中で図書カフェコーナーはウッドデッキが用意され、光が注ぐなかで、カフェ風の雰囲気の中で読書ができること、椅子を8〜10席設置すること、ラウンジに6個くらいテーブルをおいて、ゆっくり読書できる環境を作ること、2.7mx2.7mの書架を2台置くこと、セミナールームには使い勝手を考えて備品等は一切置く予定はないことなどが分かりました。担当課は棚をすべて使えば6割程度は置ける、利用者とも相談して可能な限り蔵書が残せるようにしたいと述べました。

結論は、陳情の①については第二老人福祉センターの設計はすでに終わっており、今から変更するのは難しい。②については今ある蔵書を利用者と相談しながら本を選び、なるべく多くの本を持って行けるようにしてほしい(島田市議)、いろいろな面で工夫して陳情者の皆さんの要望に沿う方向でお願いしたい(川上市議)、現時点では図書室が必要だという方がたくさんいらっしやる(塩田市議)、高齢者の方は本で育った世代なので、古い本もなるべく多く残してほしい(辻市議)、などの結論が述べられ、『趣旨採択』となりました。

(記・辻みき市議)

(にいざ民報 2018年12月16日 No.1794)