止めよう!市民サービス削減! 市民からのメッセージ

『一番苦しい思いをしている市民から財源をひねり出すのか』

私の母は昨年96歳で他界しましたが、94歳の時に脳梗塞を発症し、自力での姿勢保持や、姿勢変換もむずかしくなり、いわゆる「寝たきり」状態になってしまいました。言葉を発することもできなくなり、嘸下障害のために、胃ろうからの注入となりました。痰の吸引も必要になったため、24時間医療ケアが可能な看護師さんが常勤する「サービス付き高齢者住宅」にお世話になることにしました。

毎月、20数万円の費用がかかりましたが「要介護5」であったため、市の「おむつ等助成」を受けることができ、紙おむつ、ディスポの手袋、おしりふき等の費用の一郎を補助してもらうことができ、大変助かりました。おむつは1種類で良いというものではなく、体重や体調の変化にあわせて、サイズや種類を変える必要があり、使い捨て手袋の消費もはんぱなく、助成対象にはなっていない口腔ケアのための消耗品や吸引器、車椅子、マットのレンタル料など、かなりの出費が必要でした。

今回、おむつ代等の補助が切り下げられると聞き、心が痛みます。大型開発には湯水のように市税が使われているのに、なんで一番苦しい思いをしている市民の生活から、財源をひねり出そうとするのか、怒りがわいてきます。弱い者いじめの政策はやめてください。

(野火止8丁目・田中さん)

(にいざ民報 2019年1月20日 No.1797)