大型開発優先の市政でいいのか 市の姿勢が問われる3月議会
市長施政方針に対する質問や新年度予算案の審議等が行われる、平成31年度3月定例市議会が、2月19日から3月20日までの日程で開かれます。
市長提出議案の条例案は17件。重度要介護高齢者手当(寝たきり老人手当)の支給額を減額する条例案、市民葬費用負担金2万円を廃止する条例案、10月1日からの消費税増税を使用料金に反映させて値上げする条例案(上下水道料金、公民館や体育施設・市民会館・駐輪場等の使用料)など、市民負担を増やす条例が提案されています。
来年度予算の主なものは、
①志木駅南口地下駐車場と大屋根、駅前広場整備工事約8億5千万円。
②市役所来庁者用駐車場整備等約3億円。
③大和田小学校の近接地に2階建ての大和田学童保育室を増設する整備費1億9千万円、またH32年度に学童保育室を整備するための設計業務委託料が3校分(池田学童保育室を小学校敷地内に建設し移転する、2階建ての栗原学童保育室を小学校敷地内に増設、陣屋学童保育室を今の施設の隣に増設)約2億2千万円予算化されました。
④集中豪雨による浸水被害の雨水対策に1億1300万円。石神3・4丁目、東北2丁目、野寺4丁目地内の雨水枝線工事7760万円、市道東久留米志木線の集水枡改良工事900万円などです。
⑤新座駅北口土地区画整理事業に約9億円、大和田2・3丁目地区土地区画整理事業に約32億4千万円です。合わせて1年間に41億4千万円もの区画整理事業を予算化しています。
⑥スマートインターチェンジの設置位置の調査研究に約500万円を予算化。でも接続させるという都市計画道路保谷朝霞線の馬場地域部分は、いつ本当に事業化されるのか疑問があります。一方で障がい者の方への公園清掃委託料264万円を止めるのは、おかしな話ではないでしょうか。
高齢者や障がい者への補助金、住宅リフォーム助成などの予算は削減や廃止です。新座市のきめ細かい市民サービスは誇るべきものです。それを削って大型開発優先の市政にしていこうという姿勢が現れた来年度予算案です。共産党は市民の暮らしを守るため頑張ります。
(にいざ民報 2019年2月17日 No.1801)