ああ! 50億円強のオリパラ射撃競技場
5月30日、福祉の里体育館で、自衛隊朝霞駐屯地内に建設される「オリパラ射撃場建設の説明会」が行われました。参加者は約30名。オリパラ関係者の方が多いくらいです。
建設費は57億8000万円と多額ですが、当日渡されたのは紙一枚だけでした。
私は、「建物の概略図も見取り図もなく、これではどこに何が建つのかまったく分かりません。射撃とクレーの選手は360人来るそうですが、整地、競技会場、選手用の控室など57億円の建設費用の内訳は?」と質問しました。
ところが、オリンピック組織委員会の方は、「費用の内訳は公表できません」の一点張りでした。
女子射撃は金メダルも予想され、決勝の観客数は3800人を予想しているので「仮設の観客席」も建設が必要です。
約一ヵ月の競技のために、50億円以上使い、後は解体するオリンピック。スポーツによる友好は大切ですが、建設費は税金ですから、きちんと説明責任を果たして欲しいものです。
(寄稿・工藤かおる)
(にいざ民報 2019年6月9日 No.1815)