補聴器の購入補助を

辻みき議員

75歳以上の約半数が加齢性難聴に悩んでいます。難聴を放置することで人との関わりが億劫になり、うつなどの精神疾患や、ひきこもり等社会から孤立する要因にもなります。補聴器は平均15万円と高額で、年金暮らしの方には手が届きません。

辻みき市議は6月9日の一般質問で、「加齢性難聴は生活の質を落とし、引きこもりや認知症につながる。朝霞市ではすでに始めている、障がい者手帳の対象にならないけれども、医師から補聴器の必要性が認められた方について補聴器の購入補助をすること」を求めました。

市長は「これまでも議会で何度か同様のご要望をいただいている。厳しい財政状況を見ると、補助は難しい。」と答弁しました。

辻市議は「難聴が認知症のリスクにつながることは認識しているか。」と再質問。いきいき健康部長は「難聴により引きこもりや認知症につながることは理解している。」と答弁。

辻市議はさらに「高齢者福祉計画、介護保険事業計画の第8期計画の策定に向けて補聴器購入補助について検討してはどうか。」と問うと、いきいき健康部長は「今後、難聴に限らず、加齢による身体的機能の低下を補う器具を補助していくことについて、高齢化社会が進む中で財政状況を考えながら検討していきたい」と述べました。

(にいざ民報 2019年6月23日 No.1817)