12月議会 日本共産党議員の一般質問
総務常任委員長 小野だいすけ市議
「にいバス」を1時間に1本に
日曜も運行を 交通不便地域の解消を
Q.党が行った市民アンケートでは「にいバス」の要望がたくさんあった。年齢問わず最も多いのは「便数を増やしてほしい」というものだ。朝霞市では、6台のバスで運行している。予算は年間6000〜7000万円かけている。新座市は、3台で2500万円。4市でも最も公共交通にお金をかけていないのが新座市だ。
バスの台数を増やし、1時間に1本の「にいバス」となるように改善を図るべきだ。
「にいバス」は、日曜日が運休となっています。市役所や出張所等と合わせて運休されているが、バス停にある公共施設や病院などは日曜も営業しているところがほとんどだ。和光市や朝霞市のように休日も運行すべきです。
交通不便地域の解消をすべきです。中野地域、石神地域などバスが通過しない地域がまだたくさん残されている。志木市では、オンデマンドタクシー。朝霞市では、ハイエースを利用した循環ルートをつくり交通不便地域の解消を検証した。
A.公共交通システムの検討を行うために、交通コンサルタント業者に調査を依頼する。その後、便数や運行ルート、運行日の再編を含め、様々な視点で検討していく。
文教生活常任委員 辻みき市議
放課後児童保育室の
男女別トイレの整備を
Q.放課後児童保育室8力所の男女共用トイレを男女別に改修すべき。トイレに行くのが嫌で排せつを我慢する児童もいると聞いている。
A.トイレのみを改修することは難しい。学校施設のトイレを職員の退勤時間以内であれば、利用することは可能。
Q.新座駅南ロ自転車駐輪場の故障している階段手すりや女子トイレの手洗い場を早急に改修すべき。大屋根の切れた照明を交換して新座駅を明るくしてほしい。
A.手すり、手洗い場は早急に改修する。天井の照明は雨漏り工事完了後に修繕を行う。
Q.平林寺入口前のバス停はバスが横断歩道をふさいでしまい大変危険。早急な対策を。
A.西武バス、新座警察署、関係者と協議する。にいバス停留所に注意喚起を掲示した。
Q.障がい福祉センターの講座、教室が平成31年度から開催回数が減った。もとに戻してほしい。精神保健福祉ボランティア講座の開催を。
A.参加者が増えず、回数の縮減は可能と考えている。より多くの方に受講していただけるよう機会を捉えて周知を図りたい。精神保健福祉ボランティア講座は令和2年1月から2月にかけて実施する。
●その他の質問
水道道路の通学路の安全対策について。
建設常任委員 笠原すすむ市議
雨水の貯留施設を整備して
浸水対策を強化せよ
Q.ゲリラ豪雨や台風による浸水被害が多くなっている。被害を防止するために、雨水を流すだけでなく、一時的に貯めることが大切。西宮市では小中学校63校中55校の校庭で貯留施設を設置している。新座市では4校しかない。もっと増設して浸水対策を強化するべき。
A.学校に貯留施設を整備することは効果的と思う。教育委員会と協議して、なるべく早い機会に実施してみたい。
Q.「水遊びなどもできる大きな公園が欲しい」との要望がある。総合運動公園内に整備して、親子づれで一日遊べる公園にすべきではないか。
A.総合運動公園内に水遊びができる場を設置することは今後の課題としたい。とりあえず大和田二、三丁目土地区画整理事業地内に公園を新設するので、そこにじゃぶじゃぶ池やバーベキュー広場を設置したい。
Q.学校給食費に補助する自治体が増えている。新座市でも一人月1000円の補助を実施すべき。
A.子育て世代を呼び込むために効果的な政策とは思うが、多額な予算が必要となるため、直ちに実施するのは難しい。
●その他の質問
(1)市営墓園の申し込みの改善を。(2)住宅リフォーム制度を復活せよ。
厚生常任委員長 石島よう子市議
要支援や診断書のある方にも
おむつ代の助成を
Q.10月から高齢者のおむつ給付券助成の対象者は、介護保険で要介護と認定された方のみに、また助成限度額は月額1万円から7千円に減額された。介護認定も厳しくなっており、要支援と認定された方や診断書がある方は助成対象者にすべき。また介護度の重い方が必要額まで助成を受けられないようでは困る。限度額は1万円に戻すべき。
A.増え続ける扶助費(福祉費)をどう抑制していくか見直す中で、拡大された運用にメスを入れた。制度を維持するため対象者を拡大する考えはない。診断書で確認となると、職員がきめ細かい対応をしていくことになり、どのような職員体制をとるかという問題もある。
Q.放課後の子どもの居場所ココフレンドの教材費や備品費を増やして、放課後をさらに豊かにすべき。
A.古い机や椅子は交換する。トランプ等の要望については早めに対応していきたい。
Q.市庁舎から西武バス停留所及び音声信号のある交差点に向かう歩道にも点字ブロックを設置すべき。
A.配慮が足りない部分があったので、来年度、設置する方向で検討する。
(にいざ民報 2019年12月22日 12月議会報告号)