市役所庁舎周りの点字ブロックは未設置部分も設置せよ

石島よう子議員

当事者のご意見は聞いたのか

石島議員は12月議会で、視覚障がい者の方からご要望をお聞きした、市役所庁舎から平林寺大門通りに向かう通路場の点字ブロックの設置について、一般質問しました。

「庁舎から平林寺大門通りに向かって歩き、左折して志木駅方面行きのバス停へ渡る横断歩道までの間は、点字ブロックが設置されています。ところが、右折してひばりケ丘駅方面行きのバス停、および市役所入り口交差点の横断歩道までの間は設置されていません。市役所入り口交差点は、音声付き信号機が設置されており、視覚障がい者の方はここの横断歩道を利用されます。この方向にも点字ブロックの設置を」と求めました。

市は「質問いただいた50メートルの区間に、点字ブロックは設置しておりません。多少配慮に足りない部分がありましたので、来年度予算の中でなるべく設置する方向で検討を進めていきたい」と答弁しました。

石島議員はさらに「当事者でなければ気づかないこともあります。2本の柱の間の狭い所に、点字ブロックが設置されていたり、グレーの点字ブロックは弱視の方にはちょっとわかりづらい、と言うこともお聞きしました。設置に当たって当事者のご意見は聞いたのか」と質問しました。

担当部長は「第1期工事の新庁舎自体の検討に当たっては、市内の各障がい者団体のみなさんに直接来ていただいて、サインとかトイレについてご意見を伺いながら設計を進めました。ただ第2期の外構工事については、お話を伺う機会はありませんでした。市民検討会議や特別委員会では図面を示して検討しましたが、配慮が足りなかった部分があったと反省しております。点字ブロックを歩いて行くと柱が近くにあるという部分は、かなり支障が出るようでしたら張り替え等も検討していきたい」と答弁しました。

(にいざ民報 2020年1月19日 No.1842)