「新座市の障がい児(肢体不自由児)の卒業後の進路に関する請願書」全会一致で採択

3月議会で「埼玉県立和光特別支援学校新座地区有志保護者一同」のみなさんから提出された請願書が全会一致で採択されました。

(請願理由)

現在、埼玉県立和光特別支援学校(肢体不自由児)に通う子供たちには、学校卒業後に新座市内で行くところがありません。卒業後に在宅にならないよう、日中活動する場所を市内に必要としていますが、「肢体不自由」に特化した生活介護事業所がなく困っています。

(請願事項)

  1. 是非、肢体不自由の子どもたちが学校卒業後に通うことのできる生活介護事業所を新座市内につくってください。
  2. 市として埼玉県立和光特別支援学校を訪問していただき、重複障害がある子どもたちのことを知ってください。そして、卒業後に必要としている施設を一緒に考えてください。

新座市には現在、生活介護事業所は4ヵ所ありますが、肢体不自由児の受け入れをしているのは1カ所です。他に4月1日に開設予定(ファームそら・大和田1丁目、10名定員)、令和3年に開所予定(野火止・20名定員)の事業所がありますが、肢体不自由児の受け入れ施設は足りません。障がいとともに住み慣れた街で、安定した目常生活を送れるよう、居場所となる事業所の拡充が求められています。

※生活介護とは
常に介護が必要な人が、日中、入浴、排せつ、食事の介護を受けながら、創作活動、又は生産活動を行える事業所に通います。

(にいざ民報 2020年3月29日 No.1850)