「人との接触80%削減」「出勤者の最低7割削減」めざし、市役所では2交代制勤務へ 市長・教育長が報告

4月20日に新座市議会の「党・会派代表者会議」が開かれ、市長と教育長から、「新型コロナウィルス感染症拡大防止に係る市の対応について」の報告がありました。

市長は、「①人との接触削減に向けた職員体制について『人との接触80%削減』『出勤者の最低7割削減』という国からの要請に応えるとともに、市民及び職員の感染リスクを低減させるため、出勤職員の人数を最低限度として2交代制による勤務、時差出勤、窓口数の削減と窓口カウンターヘのアクリル板の設置などを実施している。②学童保育・保育園の自粛要請をよびかけた。③事業発注は財政状況が厳しくなることから遅らせていく。④全国民一律の10万円現金給付など国の緊急事態対策については国から詳細な情報が入り次第迅速に対処していく」と報告しました。

教育長は「①3月時点では学校再開を4月8日と定め、8日に始業式・入学式を実施し、9日より授業を再開する準備を進めていたが、4月1日夕刻に、休校を19日まで延長するとの連絡が県からきた。さらに4月8日緊急事態宣言が発令されたことに伴い、休校を5月6日までとし、始業式・入学式を5月7日に実施することを学校及び保護者に通知した。4月15・16・17日の3日間を登校日とし、分散して登校し教科書の配布、学級編成の発表、新担任の紹介を行った。②教職員の勤務について、県からの指示を受け『自宅勤務』としている。③児童生徒の学習について、各学校のホームページに問題を掲載したり、登校時に課題を出したり、各学校で工夫して取り組んでいる。④学校給食を中断したため、地元の契約農家は野菜の納入ができず多額の損失を出した。国の補償を求め申請している。⑤公民館などの社会教育施設、体育施設、図書館などすべてを5月6日まで閉鎖している。感染がまだ拡大しているので、今後の感染状況では、5月7日の始業式・入学式は実施できるか危うい状況だが、今後の動向を見極めながら適切に対応していきたい。」と報告しました。

(にいざ民報 2020年4月26日 No.1852)