不要なマスクを市で回収して 必要な方に届ける対策を

小野ゆみこ議員

小野由美子議員は6月市議会で、新型コロナウイルス感染症予防対策のためのマスクについて、また、高齢者のインフルエンザ予防接種の無料化を求めて、一般質問しました。

「このコロナ禍、介護職員や保育士などにマスクが行き届いていないと聞きました。一方、市民の方は自分で購入されたマスクや手作りマスクを着用されているのを見かけます。新型コロナウイルス感染症予防対策のために、国からのマスクや、たくさん作ったマスクを寄附していただき、必要な方にお配りするような対策をお願いします。近隣の市では、さいたま市がコルソなど市内22か所に回収ボックスを設置したほか、朝霞市や和光市でも回収しています。市で回収をして、高齢者や小学校などに届けるなど、必要とする方に届ける対策をお願いします」と提案しました。

市長は「回収箱という形にすると衛生上の問題で難しいと思います。そして、市民の善意の寄付のマスクや、県からも介護事業所に14万枚が来ており、市の備蓄もあるので回収箱を用意してまでは必要ないと思います」と答弁しました。

高齢者のインフルエンザ 予防接種の無料化を

この秋もインフルエンザの流行が予想されます。今年は新型コロナウイルス感染症の再流行も心配されます。新座市では、65歳以上の方は、1500円で接種することができます。しかし、「新型コロナが心配」との理由で病院に行きたくないという方もふえているようです。

小野由美子議員は「少しでも高齢者が医者にかかるリスクが下がるように、市民の命と暮らしを守るためにも無料で接種を」と求めました。

市長は「定期接種等は、特に個人の予防が主な目的なので、一定の自己負担をお願いしています。昨年は、1万5688件の接種が行われ、それを無料にすると2350万円程度になります。市の財政状況が厳しいので難しいと思います」と答弁しました。

(にいざ民報 2020年7月19日 No.1863)