「安倍政治」と決別 新しい政治に転換するとき

安倍首相の辞意表明を受け30日、NHK「日曜討論」で、与野党代表の緊急討論が行われました。日本共産党の小池晃書記局長は、安倍首相の7年8ケ月を振り返り、「辞任表明は政治の深刻な行き詰まりの結果であり、これまでの安倍政治と決別して、いよいよ新しい政治に転換する時だ」と表明しました。

安倍長期政権の評価が議論となり、小池書記局長は「安倍政権の7年8ケ月で、日本の民主主義も国民の暮らしも経済も外交も、その土台が壊されてきた」と強調。憲法をないがしろにして集団的自衛権行使を容認する閣議決定を強行し、安保法制=戦争法や特定秘密保護法などの違憲立法を数の力で通してきたことや、2度にわたる消費税増税で国民生活と経済に打撃を与えてきたと批判しました。

今後の政治に求められることについて各党の考えを問われ、小池氏は「安倍政権が行き詰って長期政権が終わりを告げた。日本の政治は新しい局面に入り、激動する時代が始まった。自民党内の”政権たらいまわし”では安倍政治と決別することはできない。市民と野党が力を合わせて政権交代を実現しなければならない。野党として政権構想を早く作り上げ、自民党政治に代わる新たな選択肢を国民に示していきたい」と語りました。

(8月31日しんぶん赤旗より)

(にいざ民報 2020年9月6日 No.1869)