新しい日本をつくる力 市民と野党の勝利、日本共産党の躍進を(新宿での志位委員長の演説から)
「安倍政治」を名実ともに終わらせ、新しい日本をつくる力はどこにあるでしょうか。
私は、安倍政権の7年8カ月を振り返って、一つだけいいことがあると思うのですよ。それは、市民と野党の共闘が始まり、成長し、大きな流れになりつつあることです。
私たちは、共闘で、2016年の参院選挙、17年の総選挙、19年の参院選挙、3回の国政選挙をたたかい、大きな成果をあげてきました。共闘を通じて、多くの心の通う友人を私たちは得てきたと実感しています。
同時に共闘には大きな課題もあります。自公政権を倒した後に、野党としてどういう政権をつくるのか、政権構想をしっかりと話し合って、合意をして、国民に示すことがいま大切ではないでしょうか。
日本共産党は、他の野党のみなさんと三つの課題を一体に、心を開いて話し合っていきたいと思います。
一つは、自公政権に代わる野党連合政権の合意をつくること、みんなで一緒に政権をつくろうという合意を確認することです。
二つ目は、その政権が実行する政権公約をつくりあげることです。
三つ目は、小選挙区での選挙協力です。与野党が競り合っている選挙区を中心に一本化しただけでも、全国に100くらいは与野党逆転ができます。そうなれば政権交代です。共闘の力で、自公政権を倒し、新しい政権をつくろうではありませんか。
そのためにもどうか、私たち日本共産党を躍進させてください。さきほど「七つの提案」ということを申しましたが、この「七つの提案」というのは、「財界中心」「アメリカいいなり」——この二つの日本の政治のゆがみと深くかかわっています。
日本共産党は、この二つのゆがみを根本からただして、憲法に書いてある通りの「国民が主人公の日本」をつくろうということを綱領に明記している党であります。
日本共産党を躍進させることが、希望ある新しい日本をつくる確かな力になる。そのことをお訴えし、大きなご支持を重ねてお願いいたしまして、私の訴えとさせていただきます。頑張ります。
訴える志位和夫委員長=8日、東京・新宿駅西口
→ 日本共産党の躍進で、「安倍政治」を名実ともに終わらせ、新しい日本を(演説全文)
(にいざ民報 2020年9月20日 No.1871)