市議会傍聴をして(寄稿) 工藤かおる(衆議院埼玉4区予定候補)

厚生常任委員会を傍聴しました。

「非課税世帯の子どもが入院した時の食事代補助一食210円をカットする条例の審議」です。共産党の辻みき市議と、小野ゆみ子市議の質問で、昨年度は「27件、7万8120円を補助」したことがわかりました。

「財政非常事態だと言って、ここまで削らなければならないのか?」「日本中に貧困が広がり、貧困をなくしていこうという時に、7万幾らまで削るのか」、「食事代が心配で入院できない人が出てくる」と共産党市議は諄諄と訴え、補助を続けよと訴えますが、最後は自民、公明党、由臨会が賛成で多数決です。切なく切なく涙が出てきました。

福祉部長は「高い水準の福祉から、中程度の平準的なレベルに見直した」とガックリする答弁。埼玉県内では17市・42%の市が補助しているというのに。

血も涙もないとはこのことです。

工藤かおる(衆議院埼玉4区予定候補)

(にいざ民報 2020年12月20日 No.1883)