民生委員の補助カットは止めよ 小野大輔市議 一般質問

小野だいすけ市議

12月議会で、小野大輔議員が「自助、共助を支える民生委員の支援を打ち切るべきではない。」と一般質問を行いました。

小野議員は「市から民生委員へ4点の削減案が説明され、民生委員からは『怒り心頭だ』という意見が出ている。令和3年度の補助については継続すべきです。どのように考えているのか。」と質問しました。

総合福祉部長は、「4つの事業、とりわけ部会の活動は非常に有意義だというふうに考えている。しかし、年齢の高い民生委員が多い。コロナの中で委員の皆様の健康について最大限留意する必要があると考える。令和3年度については見送り、休止という判断をした。コロナの状況が改善し、なおかつ市の財政等々の状況が回復すれば再開可能だ。」と答弁しました。

小野議員は「特に民生委員はなかなかなり手がいなくて、人が集まらない。3年に1度の募集の時も、(民生委員から)定員まで人が集まるのか不安だというお話も聞いている。コロナウイルスの関係で予算が使えなかったというのだったら、納得できます。けれども、本当に必要な施策を最初から削るというのは違うと私は思います。継続すべきだったというふうに思います。」と令和3年度も予算を継続するように求めました。

市が削減を考えている内容の第1は、市民会館で行う市内民生委員が集まる全員協議会の廃止、理由は会場費がかかるから、第2は、県外研修の廃止、理由はバス代などの補助金がかかるから、第3は、民生委員だよりの編集委員の廃止、第4は専門部会の見直しです。令和3年度から見直しで、経費を削減することが目的です。4点目の専門部というのは、5つあり、児童福祉、障がい福祉、高齢者福祉、生活福祉、男女共同参画について部会に分かれています。この専門部会では年に1回、市の職員だとか地域の方を呼んで講習をしているとのことでした。県内視察もこの専門部会で行っているということです。新しく民生委員になった方にとってはほかの地域の民生委員とも交流にもなり、勉強にもなり、いい刺激になっているということでした。県外の視察は、他市の民生委員がどういうことをしているのかというお話も聞ける。貴重な体験だったということです。

例えば障がい福祉部会は平成25年、障がいを持って地域で生きるということ、障がい者地域活動センター「ふらっと」の視察。それ以外にも、新座市ゲートキーパー養成講座、「介護にまつわる自殺を防ぐために」という題で立教大学の先生をお呼びしています。こうした講座等は相談をされたときに笞えられる幅が広がります。大事な部会です。コロナ禍でも一律に予算カットするべきではないのでは。

(にいざ民報 2021年1月31日 No.1888)