救急隊員、障がい者施設へのPCR検査、ワクチン接種状況を問う

小野だいすけ市議
小野だいすけ市議

障がい者施設「すわ緑風園」、救急隊のPCR検査の充実について、救急隊員等消防職員のワクチンの接種について、小野大輔市議が一般質問をしました。新座市、朝霞市、志木市、和光市の消防・すわ緑風園を担当する朝霞地区一部事務組合議会での一般質問です。

PCR検査の実施について

Q(小野):消防職員、すわ緑風園の職員へのPCR検査はどのようになっていますか。世田谷区のように社会的検査に踏み出すべきと考えます。検査の状況はどのようになっていますか?

A(すわ緑風園長):2月27日検査キットが届き、3月2日に唾液検査の検体を提出した。結果は、39名全員が陰性だった。再度の検査を行う予定はない。

A(消防長):PCR検査は行っていない。

Q(小野):第3波のピーク時の1月20日、自宅療養者が埼玉県で3465人となりました。陽性者の搬送はこれまで以上に多くなったのではないでしょうか。陽性者の搬送回数は12月定例会では30回程度とお聴きしました。陽性者の搬送件数は何件になっていますか?

A(消防長):111件となっています。

Q(小野):陽性者の搬送を最前線でがんばっている方々が安全に働ける環境を作るべきだ。新型コロナウイルス対策本部分科会の尾身茂会長は、社会的検査は「感染対策の上で非常に意味がある」として、「いま高齢者施設でやっているが、福祉施設や医療機関などにも同じようにやっていけばいい」と主張し、「この検査は1回だけやるのではほとんど意味がない。定期的に続けてやるのが極めて重要だ」としている。頻回検査に踏み出すべきではないでしょうか?

A(消防長・すわ緑風園長):国・県の補助があれば、検査できるようにしていく。マスクの着用、手指消毒など感染防止対策はこれからもしっかりとはかっていく。

ワクチンの接種について

Q(小野):各自治体でワクチン接種の準備が始まっています。救急隊員などワクチンの接種準備はどのようになっていますか。対象者は何人いますか。

A(消防長):救急隊など363名が医療従事者とされ、ワクチン接種の優先順位は1位となっています。

Q(小野):厚生労働省のHPでは「新型コロナワクチンの接種は接種を受けることは強制ではない。情報提供を行ったうえで、接種を受ける方の同意がある場合に限り接種が行われる。予防接種を受ける方には、予防接種による感染症予防の効果と副反応のリスクの双方について理解した上で、自らの意志で接種を受けていただく。受ける方の同意なく、接種が行われることはない。職場などに接種を強制したり、接種を受けていない人に差別的な扱いをすることのないようお願いする。」とあります。ワクチン接種は、あくまでも個人の自由意思で行われるべきであり、接種の有無で差別することは絶対にあってはならないと考えます。接種はどのように準備していますか。

A(消防長):接種の希望を聴き、リスト化して県ヘ提出している。接種を希望しない職員もいるが、そのことで異動などの対応はとらない。

(にいざ民報 2021年4月11日 No.1898)