安心してワクチン接種を受けられるよう 予約受付の改善と丁寧な情報提供を

石島よう子市議
石島よう子市議

新座市では5月10日から高齢者の新型コロナワクチン接種の予約受付が始まりました。「やっと電話が通じた時には予約受付を締め切った後だった。次回の予約受付は6月15日と言われたが、他の人はこのことを知っているのか。新座市はもっと情報を出して欲しい」「ネット予約できない高齢者が後回しになってしまう。このまま接種できないのではと不安」「コールセンターとの電話対応が不安で、高齢者相談センターの人に訪問してもらうことになった」など、市民から様々な要望やご意見が共産党にも寄せられました。

石島議員は65歳以上の方の3回目の予約日(6月15日)を前に、ワクチン接種の円滑な実施と改善について一般質問しました。「年齢区分ごとの対象者数に対して余りに予約枠が少なかったことと情報不足のため、争うように予約を取る結果になった。共産党議員団は市長への要望書を提出して、『希望する方は慌てなくても必ず接種できることを市民にわかりやすく伝えること、15日の予約受付では、希望する65歳以上の方全員が予約できるよう改善すること』などを要望してきました。市民へのわかりやすい情報提供が求められています」と具体的に質問しました。

質問:15日からの予約枠は何人分になるか。

答弁:個別接種と集団接種全体として1万6000人枠で医師会などと調整中。

質問:65歳以上で、まだ予約が受け付けてもらえていない方の人数は。

答弁:把握できないが、15日の受付で7月末までに高齢者の8割弱を網羅するので、希望者全員を受付けることができると考えています。希望する方が増えた場合は、8月中に必ず受けられるよう優先枠をつくります。

質問:6月15日からの予約でもまだ受付てもらえない80歳以上の方は、7月1日に公民館などで対面により全員の予約を受付けますが、65歳〜79歳の方への支援は。

答弁:15日の予約状況を見て、対面予約を65歳以上に広げることを検討します。

質問:取り残される方が出ないように、7月1日の対面での予約受付について周知はどのようにするのか。記者クラブヘの情報提供、回覧板、防災無線放送での提供、民生委員や高齢者相談センターから直接高齢者に声をかけていただくことはできないか。

答弁:町内会の回覧版、民生委員、高齢者相談センター、医師会にもお願いして全市的に対応したい。

質問:64歳以下の方の接種の検討状況は。対象者数と予約枠にあまり乖離が出ないようにして欲しい。

答弁:12歳〜64歳の人は11万人。大規模接種センターや職域接種もあるので接種券は送るが、優先順位をどうするかは検討したい。

(にいざ民報 2021年6月27日 No.1907)