自民政治を変えるには野党共闘こそ 新座革新懇が第16回総会開く

新座革新墾は7日、市内で第16回総会を開催し、40人が参加しました。

開会あいさつで市瀬陽三代表世話人は、自民党の甘利幹事長が小選挙区で落選したことなど総選挙結果に触れて「典型的な野党共闘だった」と述べました。並木市政の社会保障関連10事業の削減・縮小などを厳しく批判。「この1年は福祉や暮らしを犠牲にしてきた並木市政との闘いだった」と強調しました。

衆院4区候補として奮闘した工藤薫さんが来賓あいさつしました。

綾部健事務局次長が議案を提案。この中で綾部氏は、市が「財政非常事態宣言」を発したが、財政調整基金は過去最高の44億6219万円に連することを報告。こうした財政状況でありながら市民生活に直結する施策を削減・縮小する市長の姿勢に対して公開質問状を出し、これへの回答には「回答書に対する声明」を発表するなど系統的に正してきたと紹介。再三、市長との懇談を要請したが未だ実現していないと述べました。

綾部氏はこうした実情を示しながら市政懇談会を開いたと報告。世話人会議が「財政非常事態宣言を解除し、市民要求に応えることを求める要求書」を市長に提出し、各党、会派や元議員にも届けて協力を求めたと紹介しました。

丸山静子事務局長が、この1年間の活動と民主的な市政をめざす今後の方針を報告しました。

また柴田泰彦世話人(埼玉革新懇代表世話人)と共産党の笠原進市議が総選挙結果について発言。この中で衆院選の歴史を振り返りながら「良く踏みとどまった」と述べたうえで「政治を変えるには野党共闘しかない」「共闘の大義、魅力を伝えきれなかった」と強調。世代交代を含め自力の強化が呼びかけられました。

(文責・綾部)

参加した皆さんに語る柴田泰彦世話人
参加した皆さんに語る柴田泰彦世話人

(にいざ民報 2021年11月14日 No.1923)