軍事費6兆円突破の陰で 軍需企業自民に献金2億円

護衛艦や潜水艦等の軍需品を昨年度に防衛省に納入した軍需企業上位各社が、同年自民党の政治資金団体「国民政治協会」に合わせて2億円を超す献金をしていたことが赤旗の調査でわかりました。

献金額が3300万円の三菱重工業は契約実績がトップの3102億円。護衛艦、哨戒ヘリコプター等を納入し、政府が調達した額約1兆7000億円の18%を占めます。献金額2000万円の三菱電機は中距離地対空誘導弾、ネットワーク電子戦システム等を納入、政府調達額の4・7%。高性能20ミリ機関砲性能向上機材等を納入している伊藤忠アビエーション、艦船用軽油等を納入している伊藤忠エネクスの親会社伊藤忠商事は2800万円を献金しています。

政府が閣議決定した21年度補正予算案で、軍事費は過去最高の7738億円、当初予算と合わせると6兆円を超えました。アメリカいいなりに大軍拡を進める陰に、軍需企業の献金攻勢が浮かび上がりました。

(赤旗より)

(にいざ民報 2021年12月12日 No.1927)