「北部地域への児童館の設置を」 市長「複合施設建設の中で検討していく」
小野だいすけ市議
小野大輔市議が児童館の設置と東北コミセンの建替えについて一般質問しました。
小野議員:市内北部地域では、児童館の設置が待ち望まれている。朝霞市では7つ目の児童館を設置することを市長が公約した。並木市長はどのように考えているか。
市長:北部地域への児童館の設置は、新開小学校裏の用地を建設予定地としていた。土地を取得した当時と比較すると近隣に住宅も増え、周辺道路も狭小だ。子どもたちが利用する施設としては安全面の観点からも適地とは言い難い状況になっている。土地の確保の検討を進めるとともに、東北コミュニティセンターの建て替えに伴う複合施設の設置検討の中で児童センター機能の併設が可能かどうか併せて検討していく。
小野議員:東北コミセンの建て替えはどのように考えているか。
市長:東北コミセンと三軒屋公園の敷地を活用した新たな複合施設の建設は、建物の屋上を都市公園とし下部空間を公共施設や商業施設などとする立体都市公園制度を活用した上でPFI手法を含めた民間活力の活用が可能かどうか研究を進めていく。現在PFI事業者とヒアリングを行っている。
小野議員:スケジュールはどのようになっているか。
市長:実現の可能性がある場合は複合施設の建設に向けで民間活力導入可能性調査を含めた具体的な検討を外部コンサルタントに委託しながら進めていきたい。その中で、図書館、児童館、出張所、コミュニティセンターを検討していく。地下の駐輪場はそのままだ。来年度に民間活力導入可能性調査の委託を実施したい。整備に関わるスケジュールはある程度内容が決まれば、議員にも示していく。
小野議員:朝霞のようにスタジオなど中高生が集える場の設置はどうか。
こども未来部長:現在中高生の居場所として既存の児童センターでも時間帯を設けて実施している。市長とも朝霞市に視察に行き、専用のスペース、地下のスタジオなどを視察した。こうした魅力のあるところは、現時点で不足している部分だ。中高生の居場所は計画の中で検討したい。
小野議員:どれぐらいの規模のものを考えているのか。
こども未来部長:具体的にはない。できる限りのスペースの設置を要望はしている。
小野議員:PFIのデメリットも注視すべきだ。途中で事業者が破綻し負担を自治体がかぶる事例、地元業者が受注できないなどだ。PFIで進めるうえで費用面でのメリット、デメリットはどのように考えているか。
総合政策部長:PFIを合めて様々な手法があると思う。内容的な面もそうだが、コスト的にどういったものが有利なのかしっかり検証していく。
(にいざ民報 2022年1月2日・9日合併号 No.1930)