にいバス再編案公表 新座市地域公共交通会議

2月25日、にいバスのルート再編案などを決定する新座市地域公共交通会議が開催されました。議題となったのは、①デマンドタクシーの実証実験の結果について②新座市地域公共交通計画(素案)③今後のスケジュールについてです。笠原進市議、小野由美子市議が傍聴しました。

②の計画でにいバスのルート再編案(下図)などが公表されました。ルートは、志木ルート(志木駅南口〜新座駅南口〜新座市役所)、ひばりケ丘ルート(ひばりケ丘駅入口〜新座市役所〜新座駅南口)、清瀬ルート(清瀬駅入口〜新座市役所〜新座駅南口)、東久留米ルート(東久留米駅東口〜新座市役所〜新座駅南口)の4ルートです。

にいバスのルート再編案

志木ルートはこれまであった新座団地内ルートは継続されましたが、志木駅へ向かうルートは廃止する方針です。

便数は、各ルートとも現在の4便から6〜8便に増便する方針です。委託先の東武バスとルートの長さ、ルート走行時間を考慮して検討していきます。

運行日は、土日祝日も運行されます。土日祝日はダイヤを減便して運行します。12月29日〜1月3日の6日間は運休します。

大人(中学生以上)運賃は、現在150円から200円に値上げを予定しています。子ども(小学生)は現在と同じ100円です。民間のバス会社から初乗り運賃180円以上にしてほしいという要望が出ていました。乗り換えは1回のみ無料になります。

70歳以上の高齢者・障がい者に無料乗車券(2年間)を500円で発行していました。今後は、75歳以上の高齢者・障がい者に無料乗車券(3年間)を1000円で発行します。75歳以上の高齢者で免許返納率が高いためと説明がありました。

にいバスの車両は、現在と同じポンチョ型のバスを運行します。電気バスや燃料電池バスなど環境に配慮した車両の導入も検討しています。ワゴン車の運行は予定されていません。

①デマンドタクシーについては、実証実験の結果を踏まえて、今回は運行は見送るという事でした。にいバスの新ルートで石神地域・あたご・菅沢地域は交通不便地域ではなくなりましたが、中野地域は交通不便地域のままです。中野地域だけは、デマンドタクシーか、タクシー券の補助を検討していくという事でした。

こうした案を3月15日に市民にHPで公表して、パブリックコメントを募集します。パブコメは3月15日〜4月14日まで受け付けます。

③今後のスケジュール

4月下旬 令和4年度第1回地域公共交通会議 パブリックコメントの結果を踏まえた地域公共交通計画(案)を提示
5月中旬 庁議 地域公共交通計画の策定
5月〜7月中旬 にいバスルート・時刻調整
7月下旬 令和4年度第2回新座市地域公共交通会議 にいバスの再編ルート・時刻について協議
8月〜 運行に向けた準備 陸運局への申請、バス車両の購入、バス停工事、周知活勅
令和4年秋頃(目標) 新たな公共交通システム運行開始

(にいざ民報 2022年3月13日 No.1938)