新座市立学校施設整備基金を創設 20億円を入れるより学校施設整備を早急に

新座市議会3月議会で「新座市立学校施設整備基金条例」が提案され、本会議、文教生活常任委員会で審議されました。

昭和40年代から50年代までに建設された学校施設の老朽化対策が喫緊の課題となっており、施設の整備が多額となることから、計画的に改修や改築を行うため、基金を創設するものです。

令和3年度に策定された「学校施設長寿命化計画」に基づき今後40年の実施計画が示されました。今後5年間の実施計画は表のとおりです。

質疑の中で、40年の総事業費が400億円との説明がありましたが、学校施設整備は国庫補助が3分の1、残りの9割が起債(借金)であるため、市の一般財源は10%です。

長寿命化計画で、早急に改修が必要な学校があるのに、令和4年度は改修予算が計上されませんでした。日本共産党市議団は、「基金を作ることについては理解できるが、20億円も基金に入れるのであれば、早急に改修に手を付けるべきではないか」と討論しました。

学校施設長寿命化計画

(にいざ民報 2022年3月20日 No.1939)